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「メガソーラー裁判」の論考、景観条例を巡り攻防も(page 3)

<第64回>静岡地裁・伊豆高原メガソーラーに関する判決の解説

2020/06/26 05:00
弁護士法人 匠総合法律事務所 代表社員弁護士 秋野卓生
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景観に関する「規制条例」との関係

 伊東市は、平成30年3月26日、「伊東市美しい景観等と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例」(以下「本件規制条例」)を制定し、同条例は、同年6月1日、施行されました。

 本件規制条例では、事業者は、伊東市市内において太陽光発電設備設置事業(太陽光発電設備を設置する事業又は太陽光発電設備を設置するために行う樹木の伐採、土地の造成等による区画形質の変更を行う事業〔同条例3条2号〕)を実施しようとするときは当該事業に着手しようとする日の60日前までに、所定の事項を市長に届け出なければならず(同条例10条1項)、事業者は伊東市市内において太陽光発電設備設置事業を実施しようとするときは市長の同意を得なければならない(同条例11条1項)旨定めています。

 また、市長は、同意を得ずに太陽光発電設備設置事業に着手した事業者に対し、期限を定めて必要な措置を講じるよう勧告することができ(同条例13条2項)、勧告を受けた事業者が正当な理由がなく当該勧告に従わないときは、当該勧告に従わない事業者の氏名及び住所並びに当該勧告の内容を公表することができます(同条例14条1項)。

 もっとも、本件規制条例の施行の際、「現に太陽光発電設備設置事業に着手している者」については、同条例11条1項の規定は適用されません(同条例附則2条。以下「本件経過措置」)。

メガソーラーの建設が予定されている付近の山あい
(出所:日経BP)
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