アグリゲーターの活躍に期待
太陽光発電設備の運営には、今後、電気をデリバリーする実務が追加される。その実務を担う事業者として、アグリゲーターが活躍することも想定される(アグリゲーターのライセンス制度は2022年4月からスタートする)。
アグリゲーターは、電力需要家を取りまとめるだけでなく、分散型発電設備も取りまとめ、電力品質を維持する付加価値を提供する。電力品質を維持する手段は、電力需要のコントロール、それを進めてネガワットの創出、蓄電設備の運営などがある。ネットワークを作り、その需要の凸凹を利用し、全体として整合がとれた運営を目指す事業である。
これは、比較的小型で広く分散している太陽光発電設備の運営と親和性が高い。従って、FIT制度を利用しない太陽光発電設備のオペレーションの担い手としてアグリゲーターが活躍するのではないかと予想している(図3)。