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山倉ダムの火災、除草版「ルンバ」が活躍、宇久島の480MW着工――メガソーラービジネス・2019年回顧

2019/12/27 19:12
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)がはじまってから、7年目に入った2019年。「メガソーラービジネス」に公開した記事の閲読数の上位ランキングから、1年を振り返る。

 1位は、関東を中心に、大きな被害をもたらした台風15号による被災に関連する記事となった。

 台風15号は、9月9日の午後、千葉県に上陸した。同県などでは、強風に伴う設備の倒壊や倒木によって、停電や断水、道路や鉄道の不通など、大きな被害が生じた。

 強風の影響で、市原市にある山倉ダムを活用した、出力約13.7MWという国内では最大規模の水上メガソーラー(大規模太陽光発電所)が損壊し、火災が発生した。

 炎と煙が激しく立ち上っている衝撃的な火災の状況は、テレビのニュース番組などで報じられ、社会全体に広く知られる被災事例となった。

 「メガソーラービジネス」では、火災の直後の速報から、専門家による今回の損壊メカニズムの考察、さらに、経済産業省に報告された発電事業者による事故原因の推定まで、3本の記事を掲載し、いずれも閲読数の上位に入った。

 伊豆半島でも同じ台風15号による強風の被害が相次いだほか、長野では豪雨に伴う浸水や水没、また、梅雨の時期には、九州における記録的な豪雨で、シラス地盤に立地するメガソーラーにおいて、陥没や法面の崩壊といった被災が起きた。

 こうした夏から秋にかけての被災に関連する記事も、上位に入った。

第1位:
台風15号で水上メガソーラーが損壊し火災、強風で流されパネルが折り重なる(9月13日公開)

経産省への報告:破損の起点は「アンカーの抜け」(16位、11月7日公開)
強風で損壊したメカニズム考察:アンカーケーブルはなぜ切れたのか(47位、9月25日公開)

「九州南部豪雨」でメガソーラー損壊、陥没から法面崩壊に(15位、7月25日公開)
今夏、台風による太陽光被害、山間サイトでパネル飛散も(70位、11月21日公開)
千曲川の周辺、洪水で「架台の損壊」も(92位、11月22日公開)

被災後の山倉ダムの水上太陽光発電設備
(出所:日経BP)
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