特集

「再エネ比率30%はスタートライン」、自民党再エネ議連・柴山会長に聞く(page 3)

メガソーラービジネス・インタビュー

2020/09/10 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテック研究所
印刷用ページ

洋上風力で数GWを上積み

今後、伸びしろの大きい再エネは、どんなタイプになると見ていますか。

柴山 太陽光は、大規模なものは入札制に移行していくので、売電単価は下がっていきます。そうなれば、事業性を考えると、まず自家消費型による分散電源が有望でしょう。

 また、私の地元である埼玉県所沢市は再エネに熱心で、調整池に太陽光を設置したり、ソーラーシェアリング(営農型太陽光)を推進したりしています。こうした新しい立地での太陽光は、架台の強度などの課題はありますが、都市近郊で、これまで未利用だったスペースの活用という点で有望です(図2)。

図2●所沢市が設置した水上太陽光発電所
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます

 風力発電では洋上で、少なくとも数GW程度、積み増せると見ています。洋上新法が施行されて有望海域が指定され、参入企業も増えています。今後、入札を通じて競争することによってコストも下がるはずです。

 産業的には、風力発電設備の国産化も視野に入れるべきと感じています。特に長崎県の五島列島沖では、浮体式で計画されています。こうした新しい分野では、日本企業の技術力が生かせると期待しています。

  • 記事ランキング