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「メガソーラーランキング・TOP40」2020年版、100MW超が6サイトに(page 4)

九州、青森、北海道の案件を抜き、岡山の2サイトがトップ2に

2020/11/19 05:00
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
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「蓄電池併設型」が続々完成

 さらに、2020年になると、北海道内に蓄電池を併設したメガソーラーが完成し始め、ランキングの上位に入ってきた。

 北海道は、メガソーラーに向いた平坦な未利用地が多い半面、電力系統の規模が小さく、2013年に「苫東安平ソーラーパーク」が着工した時点で、すでに大規模な太陽光の系統連系が難しくなっていた。そこで、北海道電力は2015年4月に「太陽光発電設備の出力変動緩和対策に関する技術要件」を出し、蓄電池を併設して出力変動を一定の範囲内に制御することを条件に高圧や特別高圧に連系する大規模な太陽光の接続を再開した。

 2020年2月に稼働した「すずらん釧路町太陽光発電所」(92MW)、7月に運開した「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク 2」(64.6MW)はいずれもこの技術要件に適合した。さらに10月には、蓄電池併設太陽光では国内最大となる「ソフトバンク八雲ソーラーパーク」(102.3MW)が稼働している(図6)。

図6●蓄電池を併設した「ソフトバンク八雲ソーラーパーク」
(出所:SBエナジー)
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 今後を見通すと、「パシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所」の257.7MWを超える可能性があるプロジェクトも計画されている。長崎県五島列島の宇久島(佐世保市)で計画されているプロジェクトで、設備認定上の連系出力は400MW、太陽光パネルの設置出力は約480MWに達する。この案件は、すでに着工しており、当初の買取価格を維持しているだけに事業化される可能性が高く、そうなると群を抜く国内最大メガソーラーになる。

 また、山形県飯豊町には連系出力200MW、太陽光パネルの出力が247MWに達する案件が認定されており、これが将来、稼働に至れば、「作東メガソーラー発電所」は下回るものの、「瀬戸内Kirei」の235MWを超えることになる。ただ、飯豊町でのメガソーラー計画に関しては地元自治体が反対を表明しているうえ、現時点で本格的に着工した様子がないだけに、経産省による未稼働案件の措置により、買取価格が下がった場合、計画が継続されるのか、注目される。

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