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「メガソーラーランキング・事業認定編」、100MW超は10案件、国内最大・480MWの宇久島は?(page 3)

大規模案件で連系出力の縮小、パネル出力の変更が相次ぐ

2021/05/16 05:23
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 このほかの100MWを超える特高メガソーラーの動きでは、岡山県美作市作東の案件(連系出力150MW、パネル出力約257.7MW)が稼働した(関連コラム)。

 パシフィコ・エナジーの開発案件で、EPCサービスは日揮が担当し、太陽光パネルは中国のトリナ・ソーラー製の両面ガラスタイプ、PCSはTMEIC製を採用した。

 パシフィコ・エナジーは、和歌山県上富田町に連系出力92.4MWの案件も2020年に着工した。太陽光パネルの出力は約140.0MWから約111.1MWに縮小している(関連ニュース)。

 ここではEPCサービスはシャープエネルギーソリューションが担当し、太陽光パネルは中国のJAソーラー製、PCSはTMEIC製を採用した。

 宮城県白石市の案件(連系出力約135MW、パネル出力約189MW)も2020年末に着工した。シンガポールのヴィーナ・エナジー系の事業で、スペインのエクセリオから開発中の案件を買い取って事業化した。この案件は当初、一時転用によるソーラーシェアリング(営農型太陽光)で計画を進めていたが、最終的に農地転用が可能になり、営農は行わないことになった(関連ニュース)。

 宮城県大崎市鳴子温泉のプロジェクトは、連系出力を当初の約154.7MWから約133.6MWと約20MW縮小した。太陽光パネルの出力も、当初の約183.5MWから約147.0MWに縮小している。

 タイ系の企業による事業で、2020年3月には、東芝エネルギーシステムズ(川崎市)がEPCサービスの受注を発表した(関連ニュース)。太陽光パネルはトリナ・ソーラー製、PCSは中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)製を採用した。

 この規模のEPCサービスやPCSの供給を的確に実現できる企業は限られ、こうした企業は、巨大プロジェクトの受注を多く受注している。

●出力70MW以上の案件
●出力70MW以上の案件
表の左外の数値は連系出力の規模順の順位(出所:経産省の資料を基に日経BP「メガソーラービジネス」が作成)
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