営農型でもすでに活用
ゼンリンデータコムとの提携による位置情報関係を活用するサービスを支えるロボット草刈機は、すでに太陽光発電所で使われている(図4)。
通常の地上設置型だけでなく、営農型の太陽光発電所でも活用されている。この営農型では、太陽光パネルの下でサカキが栽培されている。
現在の機種は、基本はラジコン操作となっている。オプションで、前を歩いている人を追尾したり、自動走行も可能としている。
前を歩く人を追尾して走行できれば、ラジコン操作は不要となる。自動走行では、全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System:GNSS)のデータを活用する。
刈幅は53cm、刈刃の高さは最高で80cmに設定できる。蓄電池で駆動し、満充電時で約40分走行できる。傾斜は20度までに対応できる。
自動走行の経路を、GNSSの位置情報を使って設定する(図5)。ドローン(無人小型飛行体)が自動飛行する時の航路設定とほぼ同じである。