位置情報を活用した太陽光発電所向けの事業として有効なサービスの1つは、場所ごとの草刈りの頻度や作業時の強度といった情報の提供という。雑草の伸びが速い場所や、伸びてしまうと刈るのが困難な場所には、より高い頻度で走行させて他の場所以上に伸びを防ぐといった運用を支援する。
ゼンリンの地図の位置情報と、銀座農園のロボット草刈機の自律運転システムを連携させる。この連携を標準化できれば、太陽光発電所や農地に限らず、さまざまな分野に応用できると期待している。
例えば、現在は農業の資材運搬用に使われているロボットが、倉庫やホテルでも使われている(図6)。
このロボットも現在はラジコン操作が基本だが、ロボット草刈機と同じで、前を歩く人への追尾や、自動走行をオプションで可能にしている。
このロボットでも、倉庫における作業効率に関する位置情報関連のサービスを展開できる可能性があるとしている。