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素早く刈れる「ラジコン草刈機」登場! 除草剤の散布で「1台2役」も(page 2)

九州のベンチャー2社が協力して開発

2021/08/19 16:45
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 ただし、農業向けの仕様だったため、そのまま太陽光発電所で使うのは難しいとも感じた。APEX JAPANの溝部弘之代表取締役と話してみると、改良やカスタマイズに対応できるということだった。そこで提携して、太陽光発電所向けの機種を開発した(図1)。

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図1●太陽光発電所向けに車高を低く、蓄電池は大容量のものに
図1●太陽光発電所向けに車高を低く、蓄電池は大容量のものに
(出所:日経BP、下は日本環境テクノ)
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 日本環境テクノによる太陽光発電所の草刈りは、まずできるだけ広い範囲に乗用型草刈機を利用する。アレイ(太陽光パネルを架台に固定する単位)間や外周といった、走りやすい場所に乗用型を使う。

 乗用型で対応できない場所の筆頭が、アレイの下だった。架台の構造などから難しかった。ここをラジコン型草刈機で刈れないかと考えた。

 そこで、APEX JAPANに依頼した太陽光発電所向けの機種では、アレイの下を通り抜けられるように、車高は約40cmと低くした(図2)。

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図2●車高は約40cm
図2●車高は約40cm
(出所:日経BP)
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 農業向けの元の機種に比べて、タイヤを小型化して車高を抑えた。

 四輪駆動なので、水で地面がぬかるんでいる場合や、多少の凹凸にも比較的強いという。四輪それぞれがモーターを備え、電動で駆動する。

 この駆動用の蓄電池も、大容量のものに替えてもらったという(図3)。満充電時の連続走行時間は約40分間まで伸びた。予備の蓄電池を持参し、交換することで作業時間をさらに延ばすことができる。

図3●蓄電池は大容量化した
図3●蓄電池は大容量化した
(出所:日経BP)
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 四輪駆動の利点として、傾斜にも強いことがある。

 仕様では20度まで対応となっているが、実際には、もっと急な傾斜地でも十分に走行して除草できているという。日本環境テクノでは、独自に35度の斜面でテストしたところ、走行も除草も問題なかったとしている。

 草刈りは、車体の下に備える回転刃で刈る。この回転刃はエンジンで駆動する。

 走行は蓄電池、回転刃はエンジンと、駆動源を分けているのは、稼働時間を長くするための工夫である。

 例えば、走行の駆動源もエンジンとした場合、搭載できるガソリンタンクの制約から、頻繁にガソリンを補給する必要があり、蓄電池と使い分けた場合に比べて、作業の効率が悪くなってしまう。

 価格は、基本の仕様で約165万円という。

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