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「ルンバ」のような自律走行型ロボットが草刈り、姫路の低圧太陽光(page 3)

無人の敷地内を毎日こまめに走行して自分で充電

2019/12/25 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 ロボット除草機を使うと、ちょっとした工夫で、この通路まで除草できる(図3、動画)。

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図3・動画●柵の下から出入りして倉庫への通路側も刈る。杭の円盤は車体を挟まない高さに上げた
(出所:日経BP)

 太陽光発電所と通路の間を隔てる柵の横木を、地面から高めに設定したことで、ロボット除草機は、柵にぶつかることなく下を自由に走行できる。これによって、太陽光発電所と倉庫までの通路の間は、ロボット機が自在に行き来できる状態にできる。

 逆に、杭基礎は、円盤の部分を35cm以上に上げておかないと、ロボット除草機が地面と円盤の間に挟まってしまい、抜け出せなくなく恐れがある。

 このため、EPC(設計・調達・施工)サービスを担当したエネテク(愛知県小牧市)に、その意向を伝えて設計に反映させた。

 グラウンドの跡地全体は、元々、高く強固なフェンスで覆われていて、門は施錠できるので、関係者以外は自由に出入りできず、誤ってロボットが外に出て行くことはない。

 こうした環境のため、発電設備の設置前に本格的に除草した以外は、ずっとロボット除草機が、きれいに除草している。これまでのところ大きなトラブルはないとしている。

 冬になると、雑草は枯れる。このため、ロボット除草機は発電所から引き上げて本社で保管し、春になると再び発電所に“派遣”する。

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