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PVロボット最前線
2019/04/17 12:00
メガソーラー(大規模太陽光発電所)が続々と立ち上がり、その運用や保守の効率化が課題になってきた。「太陽光発電システムは、可動部がなく保守に手間がかからない」と言われてきた。だが、実際に発電を始めると、草取りやパネルの清掃、点検など、定期的に人手が必要なO&M(運用・保守)業務も多い。膨大なパネルを並べるメガソーラーの場合、その手間やコストもばかにならない。また、屋根上など人手に頼れない危険な場所へのパネル設置も増えている。今特集では、こうしたニーズを見据えたロボット開発の最前線を追う。
記事一覧
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- 世界初、風車を点検・補修する日本のロボット 見過ごされてきた発電ロスを最小化 [2020年05月13日]
- ドローンでEL検査、太陽光パネル向けの新サービスが本格化 パネル交換の費用対効果、PIDの発電への影響も詳細に報告 [2020年04月08日]
- 「ルンバ」のような自律走行型ロボットが草刈り、姫路の低圧太陽光 無人の敷地内を毎日こまめに走行して自分で充電 [2019年12月25日]
- 基礎やフェンスの際、雑木や竹まで刈れる、電動ならではの多機能草刈機 アタッチメントを換えるだけで機能が変わる [2019年10月30日]
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- 「火を噴くジャンクションボックス」、NTT西の新会社がドローン点検で発見 AIで分析の効率化を急ぎ、風力でも実績を伸ばす [2019年08月21日]
- ドローンでカラスを撃退! 「嫌がる音」で空中戦 佐賀の太陽光と鳥獣撃退のベンチャー2社が開発 [2019年07月17日]
- AIで解析、報告書まで自動化、IT大手の総合力を生かした太陽光ドローン点検 落雷による「モザイク状」の異常も発見 [2019年07月03日]