特集

太陽光とEVでVPP、充放電システムが支える(page 4)

各地の実運用や実証で実績の双方向充電器

2020/06/24 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 同じように日産のEV「リーフ」を使った例として、神奈川県の横須賀市の取り組みがある。横須賀市では、8カ所(追浜、田浦、衣笠、大津、浦賀、久里浜、北下浦、西)の行政センターに「リーフ」を1台ずつ導入した。平常時の行政センターにおける需要ピークのカットと停電時の非常用電源として活用している(図6)。

図6●行政センターでの導入例
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図6●行政センターでの導入例
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図6●行政センターでの導入例
(出所:横須賀市)

 EVの充放電システムは椿本チエインの「eLINK」を導入し、ピークカットや節電要請時の制御を担っている。他の例と同じように、停電時には分電盤で系統から切り離し、EVから行政センター内の機器やコンセントに電気を供給できる。

 この取り組みは、椿本チエインの主要な事業所のある地方自治体に展開していく。6月には、京都府京田辺市に寄贈した。同市では、産業用チェーン工場を操業している。

 同じように今後、埼玉工場のある飯能市、長岡京工場のある長岡京市にも寄贈する予定としている。

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