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蓄電池によるピークカットで経済性、将来は太陽光と連係制御(page 5)

米原市で太陽光と蓄電池を導入した三友エレクトリック

2020/04/07 05:00
金子憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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TMEIC製の蓄電池システム

 三友エレクトリックに蓄電池システムを納入したのは、TMEICだ。導入した蓄電池システムを据え付けた筐体にある「TMBCS」は、「TMEIC Battery Control System(蓄電池コントロールシステム)」の略で、PCSと蓄電池、そして蓄電池制御装置を1つのシステムにまとめたものである(図9)。

図9●PCSと蓄電池、そして蓄電池制御装置を1つのシステムにまとめた
図9●PCSと蓄電池、そして蓄電池制御装置を1つのシステムにまとめた
(出所:日経BP)
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 三友エレクトリックの工場に設置したTMBCSには、東芝製のLiイオン蓄電池「SCiB」を採用した。TMEICでは、東芝製のほか、サムスンSDI製、LG化学製などの蓄電池での実証試験を終えており、システム構成が可能という。

 TMEICによると、蓄電池用PCSの出荷容量は、「これまで国内の実証事業の案件が多かったが、企業がピークカットに活用する例も出てきた。蓄電池の価格が下がってきたことに加え、補助金制度を利用すれば経済メリットを出せるようになった」と言う。

 Liイオン蓄電池単体のコストは、現在、日本メーカー製で10万円/kWhを切るまで下っており、海外製はすでにその7割程度といわれる。今後さらに下がっていけば、補助金なしでもピークカット用途にさらに蓄電池の普及が進む可能性が高い。

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