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徳之島で順調に稼働する「蓄電池併設メガソーラー」(page 5)

産業向け自家消費型太陽光でも蓄電池併設に取り組む

2020/08/25 05:00
金子 憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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「METRO」3店舗に自家消費型

 今後、さらに成長が期待できる太陽光発電の分野として、ユニバーサルエコロジーの石田社長は、事業向けの自家消費型太陽光を挙げる。「太陽光のシステム価格が下がってきたことで、条件によっては十分に経済性を確保できる。補助金制度などをうまく活用できれば、蓄電池付きシステムの自立型システムも提案してきたい」と話す。

 自家消費太陽光に関しては、実際に導入例も出てきた。横浜市泉区にある「メトロ(METRO)横浜いずみ店」は、ドイツの流通チェーン大手の日本法人、メトロキャッシュアンドキャリージャパン(東京都品川区)の展開する食品スーパー10店舗のうちの1つだ(図6)。

図6●「メトロ横浜いずみ店」の外観(出社:日経BP)
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 東海道新幹線の高架線に近い住宅街に隣接し、紺をベースに黄色の文字でデザインした「METRO」がひときわ目立つ。店内には青果や鮮魚、精肉、冷凍品のほか、ワイン、コメ、調味料など、世界中から取り寄せた豊富な食材が並ぶ。地上からは見えないが、屋根には約300kWの太陽光発電設備が設置され、全量を店舗で自家消費している。2019年4月に稼働した(図7)。

図7●「メトロ横浜いずみ店」の屋根上太陽光(出所:ユニバーサルエコロジー)
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 この自家消費型太陽光設備を提案し、設置したのがユニバーサルエコロジーだ。石田社長は、「産業用の自家消費型太陽光に事業性が出てきたといっても、実際に導入に適したケースは多くなく、市場開拓には適切な知識や経験が必要」と言う。

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