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サーキット場跡に稼働した35MWの「蓄電池併設メガソーラー」(page 6)

リアルタイム制御で「変動率毎分1%」をクリア

2020/11/26 05:00
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
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16のコンテナに収納

 「白老町竹浦ソーラー発電所」では、TMEICが「変動率毎分1%」を実現する制御システムを構築した。韓国サムスンSDI製のLiイオン蓄電池ユニット(容量15.585MWh)とTMEIC製PCS(出力16MW)で蓄電池システムを組み上げ、TMEICの開発した「TMBCS(TMEIC蓄電池コントロールシステム)」で制御する(図9)。

図9●サムスンSDI製の蓄電池ユニットをTMEICが蓄電池システムに組み上げた
(出所:日経BP)
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 これらの蓄電池システムは、太陽光パネルを設置した旧サーキット場のサイトから直線距離で約2km離れた連系変電所内に設置されている。太陽光パネルサイトから連系変電所までは総亘長3.3kmの自営線を高架で敷設して送電している。

 蓄電池は、ピンクに「afterFIT」と塗装された16個のコンテナに収容されている。コンテナ1台には、蓄電池ラックが16組あり、1つのラックには、1つ7.61kWのサムスンSDI製の蓄電池ユニットが8つで構成されている。これらを出力500kWのTMEIC製双方向型PCS2台で制御している(図10)(図11)。

図10●蓄電池システムは16のコンテナに収納した
(出所:日経BP)
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図11●コンテナは桃色にロゴを塗装した
(出所:日経BP)
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 太陽光パネルサイトで22kVに昇圧して連系変電所に送られてきた交流電流は、変電所内の蓄電池からの22kⅤの交流電流と合成されて北電に連系する。 

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