特集

サーキット場跡に稼働した35MWの「蓄電池併設メガソーラー」(page 7)

リアルタイム制御で「変動率毎分1%」をクリア

2020/11/26 05:00
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
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太陽光のPCSとも連係制御

 TMBCSは、メガソーラーに設置した多数台のPCSを統合して制御する「メインサイトコントローラー(MSC)」が、蓄電池のPCSとも連係し、サイト全体の連系点の発電量をリアルタイムに監視しながら、太陽光の急峻な出力変動を緩和する方向で、蓄電池を充放電制御する仕組み(図12)(図13)。

図12●TMEIC製の蓄電池用双方向型PCS
(出所:日経BP)
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図13●「TMBCS(TMEIC蓄電池コントロールシステム)」では「メインサイトコントローラー(MSC)」が太陽光発電と蓄電池のPCSを統合制御する
(出所:日経BP)
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 例えば、太陽が雲間に隠れて急に太陽光発電からの出力が急減した場合には蓄電池が放電し、逆に雲間から太陽が現れて太陽光発電の出力が急増した場合には蓄電池に充電するという制御になる。

 TMBCSは、太陽光パネルのPCSとも連係制御することで、相対的に少ない蓄電池容量で、メガソーラーの急峻な出力を平滑化できるという。また、安全面では、すべての蓄電池ユニットの状態を監視して、電池の特性に合わせて、充放電量の制御とインターロック(安全制御)を行う「FBCS(フロント・バッテリー・コントロール・システム)」と呼ぶ装置を組み込んで、安定的に蓄電池を制御できることも特徴になっている(図14)。

図14●「FBCS(フロント・バッテリー・コントロール・システム)」が蓄電池ユニットを安全面から監視する
(出所:日経BP)
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