特集

「再エネ水素」と「再エネ酸素」で陸上フグ養殖(page 4)

壱岐市で始まる「太陽光+水素貯蔵システム」実証

2020/12/29 05:00
金子憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
印刷用ページ

メガソーラーと蓄電池を遠隔制御

 SBエナジーによるVPPプロジェクトでは、九電から配信される「壱岐ソーラーパーク」に対する出力制御スケジュールを受け、SBエナジーが、対象となった時間帯に、島内に点在する蓄電設備に充電することで電力系統の需給バランスを維持しつつ、メガソーラーの出力抑制量を減らす、という制御を実証した。

 「壱岐ソーラーパーク」のPCSを収納した筐体内にTMEICが遠隔制御装置を設置し、SBエナジーが東京からでも、PCSを遠隔制御できるようにした(図5)。

図5●「壱岐ソーラーパーク」にTMEICが設置した遠隔制御装置
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます

 一方、充電する蓄電池は、実証のため、島内の一般の住宅や企業の事業所に新たに設置した。企業の事業所に設置した産業用の定置型蓄電池システム(出力5kW、容量16.8kWh)、一般住宅に設置した家庭用蓄電池(出力2.2kW、容量6.4kWh)、加えて市庁舎にもともと設置してあった電気自動車(EV)2台(搭載蓄電池24kWh×2)とV2Hシステム(出力6kW)などだ(図6)。

図6●実証に参加したV2Hシステム
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます
  • 記事ランキング