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北海道安平町、「石炭」と「新エネ」で復興!?(page 3)

道の駅「D51ステーション」盛況、「蓄電池併設メガソーラー」運転開始

2021/07/26 19:00
金子憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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「変動率毎分1%」を蓄電池で達成

 太陽光パネルは両サイトとも東芝製、PCSはTMEIC製を採用した。架台は、「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」では、南北方向1本脚のタイプを採用したが、ソーラーパーク2では、南北方向に2本脚に変更した(図6)。

図6●「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2」に設置された太陽光パネル
図6●「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2」に設置された太陽光パネル
(出所:日経BP)
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 ソーラーパーク2に蓄電池を併設したのは、2015年4月に北海道電力が公表した「太陽光発電設備の出力変動緩和対策に関する技術要件」に対応するためだ。メガクラスの太陽光発電所が系統連系するにはこの要件を満たす必要がある。

 先に稼働した「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」の着工時には、まだ、こうした接続時の要件がなかった。その後、道内の電力系統に多くのメガソーラーが接続される中、その出力変動による周波数への影響を火力発電などでカバーし切れない懸念が出てきた。そこで、北電は、大容量の蓄電池を併設してメガソーラーの短周期変動を緩和することを連系する条件とした。

 この要件では、メガソーラー出力の変動幅を、蓄電池の充放電との合成出力で、1分間にPCS定格出力の1%以内に収める「変動率毎分1%」を求めている。ソーラーパーク2の場合、1分間の主力変動幅を、PCS出力(48MW)の1%である480kW内に抑えることが求められる(図7)。

図7●「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2」に設置された見学者用の掲示板。蓄電池の充放電によって「変動率毎分1%」を維持する
図7●「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2」に設置された見学者用の掲示板。蓄電池の充放電によって「変動率毎分1%」を維持する
(出所:日経BP)
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