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屋根上太陽光と非化石証書で再エネ100%、住林クレストの再エネ戦略

PPAスキームを採用、FIT太陽光には木製架台を増設

2021/11/25 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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自家消費で20%を賄う

 茨城県鹿嶋市は、風況に恵まれ風力発電が盛んで、今後、鹿島港は洋上風力発電の製造拠点としての役割も期待されている。平坦で日照も良いため太陽光発電も多く、特に沿岸の工場地域には多くのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が稼働している。

 住友林業グループの住友林業クレストの鹿島工場も、そうした地の利を生かし、固定価格買取制度(FIT)を利用し、昨年までに工場内と隣接する遊休地を使い合計3.4MWものメガソーラーを設置・運営してきた。同社は、住友林業の100%子会社で、建具や造作材など住宅用各種部材を製造・販売している。

 さらに今年9月、住友林業クレストは5月に新設した工場棟の屋根上にパネル出力623kW、パワーコンディショナー(PCS)の出力400kWの太陽光発電設備を設置して全量を自家消費し始めた。年間発電量は、一般家庭約120世帯分に相当する約55万kWhの見込みで、同工場全体の年間電気使用量の約20%を賄う(図1)(図2)。

図1●住友林業クレスト・鹿島工場の屋根上太陽光
図1●住友林業クレスト・鹿島工場の屋根上太陽光
(出所:住友林業クレスト)
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図2●屋根上太陽光からの電気はすべて工場で使用する
図2●屋根上太陽光からの電気はすべて工場で使用する
(出所:住友林業クレスト)
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