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能登のメガソーラーを牽引する重光商事、本社をNearly ZEBに(page 2)

EV35台導入して太陽光を自家消費、光熱費・年間200万削減

2021/12/15 23:00
金子憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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能登半島の5市町に10サイト

 10サイトの立地は、かほく市が3カ所(太陽光パネル出力1.43MW、同1.25MW、同1.2MW)、羽咋市が3カ所(同2MW、同1MW、同0.5MW)、能登町が2カ所(同1MW、同0.75MW)、志賀町が1カ所(同1MW)、輪島市が1カ所(同0.8MW)となり、半島の北部まで範囲を広げてきた。

 また、用地については、2カ所は自社倉庫の屋根と敷地内、4カ所が羽咋市や能登町、輪島市といった自治体からの賃借、4カ所が民間企業からの賃借となっている。FITによる買取価格は40円/kWhが4カ所、36円/kWhが3カ所、32円/kWh、24円/kWh、18円/kWhが各1カ所。FIT開始から迅速に動いて40円/kWh案件を5MWまで確保し、その後、約5MW分まで追加融資を得たことで、順次、新規開発を進めたことを物語る。

 最初の発電所となった「第1太陽光発電所」は、かほく市にある自社倉庫「かほく物流センター」の屋根上に設置した。同倉庫は、敷地面積7900坪(約2.6ha)、倉庫面積2900坪(約0.957ha)で、当初、ほぼ屋根上の全面を使って約1MWの太陽光パネルを設置し、2012年9月に運転を開始した。

 太陽光パネルは三菱電機製の単結晶シリコン型(250W/枚)を3990枚、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(500kW機、250kW機の合計750kW)を導入した。太陽光パネルは、折板屋根に傾斜角2度で設置した。設計・施工事業者は北菱電興(金沢市)で、以降、建設した発電所も北菱電興が設計・施工、太陽光パネルは三菱電機製、PCSはTMEIC製という組み合せが基本になっている(図2)。

図2●「第1太陽光発電所」のパワーコンディショナー(PCS)。北菱電興が設計・施工し、パネルは三菱電機製、PCSはTMEIC製を採用した
図2●「第1太陽光発電所」のパワーコンディショナー(PCS)。北菱電興が設計・施工し、パネルは三菱電機製、PCSはTMEIC製を採用した
(出所:日経BP)
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