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能登のメガソーラーを牽引する重光商事、本社をNearly ZEBに(page 5)

EV35台導入して太陽光を自家消費、光熱費・年間200万削減

2021/12/15 23:00
金子憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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県内初の「Nearly ZEB」

 重光商事は、本社建屋を建て替え、2020年9月に竣工した。延床面積・約1976m2の3階建てで、石川県内で初の「Nearly ZEB(ニアリーゼブ)」を取得した。Nearly ZEBとは、省エネと再エネを組みわせ、従来ビルに比べエネルギー消費を75%以上減らした建物。100%減らすZEB(ゼブ)の一歩手前という位置づけだ。

 新本社ビルは金沢市大野町にあり、海岸から1㎞程度で相対的に風が強い。そこで、建物の形状を流線形にして強風を受け流し、外装の金属素材はチタン亜鉛合金を採用して、対候性能を高めている(図7)。

図7●重光商事の本社ビル外観
図7●重光商事の本社ビル外観
(出所:日経BP)
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 地上からは見えないが、屋根上には出力70kWの太陽光パネルを設置しており、自家消費を基本に、余剰分を売電している。建物周囲の駐車場には、8基の電気自動車(EV)用の普通充電器に加え、EVと連係制御するV2Hシステムが3基、導入されおり、同社が保有する35台のEV(日産自動車製「リーフ」)を駐車している場合、充電制御することで太陽光発電の自家消費率を高めている。

 正面玄関から中に入ると、内部空間は3フロアの吹き抜けになっている。その大空間を囲むようにタオル商品の収納棚が配置されいる。そこには、色とりどりのタオルが置かれ、自社商品の展示がインテリアにもなっている(図8)。

図8●吹き抜け空間の棚に自社商品であるタオルを展示
図8●吹き抜け空間の棚に自社商品であるタオルを展示
(出所:日経BP)
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