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自然電力、太陽光の「トラッキング付き非化石証書」取得、「RE100」に利用可

2019/06/21 21:27
工藤宗介=技術ライター
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合志農業活力プロジェクト太陽光発電所
(出所:自然電力)
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那須豊原第一太陽光発電所
(出所:自然電力)
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 自然電力(福岡市)は6月14日、経済産業省・資源エネルギー庁の「非化石証書トラッキング実証実験」に参加し、自社グループが保有する太陽光発電所から「トラッキング情報付き非化石証書」を取得したと発表した。

 同実証実験では、電源種や発電所の所在地などの属性情報を付与した「非化石証書(トラッキング情報付き非化石証書)」を取得する。非化石証書を活用した電気を小売電事業者が販売し、需要家が購入した場合、その電気は再エネ由来とみなされ「RE100」認定の取り組みや温暖化対策に活用できる。

 事業活動で使うエネルギーを再エネ100%で賄うことを目指す国際イニシアティブ「RE100」も、エネ庁によるトラッキング情報付き非化石証書に関しては「再エネ」と認定している(関連記事:「企業への再エネ直接売電では、トラッキングがカギ」、CDPの高瀬氏に聞く) 。

 今回取得したトラッキング情報付き非化石証書は、熊本県合志市の「合志農業活力プロジェクト太陽光発電所」が2018年10~12月に発電した11万6736kWhと、栃木県那須町の「那須豊原第一太陽光発電所」が2018年10~12月に発電した6万5182kWhになる。

 合志農業活力プロジェクト太陽光発電所は2014年3月に運転を開始し、出力約1.0MW。カナディアン・ソーラー製の太陽光パネルと東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製のパワーコンディショナー(PCS)を採用した。O&M(運営・保守)はjuwi自然電力オペレーションが担当している。

 那須豊原第一太陽光発電所は2015年3月に運転を開始し、出力約1.0MW。BYD製の太陽光パネルとTMEIC製のPCSを採用した。O&Mはjuwi自然電力オペレーションが担当している。

 自然電力は、グループ全体で約1GW(2019年3月末時点)もの再エネ発電事業に関わり、開発からEPC(設計・調達・施工)・O&Mサービス、アセットマネジメント、電力小売事業まで手掛けている。トラッキング情報付き非化石証書の取得により、より柔軟に需要家のニーズに合わせた電源を提案できるようになる。

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