ニュース

追尾システムが急成長、2018年の世界出荷量20GW超え

2019/06/25 13:30
大場 淳一=日経BP総研 クリーンテックラボ
印刷用ページ

 太陽光発電向け追尾システムメーカーの米NEXTrackerは6月19日、2018年の一軸型追尾システムの世界市場への出荷がこれまでで最高を記録したと発表した(「太陽光追尾システムの出荷が10GWに到達、米NEXTracker社」)。

 調査会社の米IHS Markitが3月に発表した世界ランキングでは、同システムの世界市場は前年比40%以上の成長率を示し、2018年の市場規模は20GWを超えたという。国別では米国が2018年では最大の市場で、メキシコ、オーストラリア、エジプト、スペインといった国々でも出荷量が増加したとしている(「米国の事業用太陽光、コスト低下で「追尾型」が主流に」)。

 一軸型追尾システムの市場規模では南北アメリカがグローバル需要の過半を占める一方、成長率は中東と北アフリカが最も高いという。また、地上設置型のメガソーラー(大規模太陽光発電所)で追尾式のシェアは、2018年に初めて25%を上回った。

 追尾システムの普及が拡大するのに伴い、2018年のランキング上位10社はいずれも2017年を上回る出荷量を達成し、そのうち7社の出荷量はそれぞれ1GWを超えたという()。米NEXTracker社は一軸型追尾システムの世界市場で29%を占め、4年連続でシェアトップの座を維持している。

図●追尾式システムメーカーの2018年の世界市場ランキング
(出所: IHS Markit)
クリックすると拡大した画像が開きます

 IHS Markitによると、高効率の太陽光パネルや両面発電技術の採用などが追い風となってメガソーラーのコストが全体的に下落するため、追尾システムの採用は2019年にも増加する見込みという。

 また、追尾システムの技術が成熟し導入量が急速に増加するなか、大企業による買収と同市場への参入が増加したという。具体的には、アルセロール・ミッタル(買収先:Exosun)、フレクストロニクス(同NEXTracker)、トリナ・ソーラー(同NClave)といった事例を挙げている。

  • 記事ランキング