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トリナ、「i-TOPCon」技術による両面発電太陽光パネルを量産、最大出力425W

2019/06/28 11:05
工藤宗介=技術ライター
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「i-TOPCon」技術を採用した太陽光パネル
品名「TSM NEG15MC.20(II)」(出所:トリナ・ソーラー)
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 中国太陽光パネル大手トリナ・ソーラーは6月12日、「i-TOPCon(量産型Tunnel Oxide Passivated Contact)」技術を採用した両面発電タイプの太陽光パネルの量産体制を確立したと発表した。ハーフカットタイプの「i-TOPCons」セル(発電素子)を採用した太陽光パネルの最大出力は425W/枚、最大変換効率は20.7%になる(表面のみ)。

 新製品となる「i-TOPCon」太陽光パネルは、N型半導体による「i-TOPCon」両面発電セルと、80%以上のバイフェイシャリティ(表面に対する裏面の性能の比率)、5本以上のバスバー(電極)を配置したMBB(マルチバスバー)、両面ガラス構造、正方形のシリコン単結晶、ハーフカット技術などを統合したという。

 また、より低い温度係数および少ない光誘起劣化(LID)が特徴で、これらにより実発電量が大幅に改善したとしている。裏面からの発電量が加わることで、地表面の状態により片面発電と比べ5~30%の出力向上になるという。30年のリニア出力保証を提供する。

 中国にある同社の太陽光発電技術国家重点研究室(SKL PVST)は、2015年から量産化を目的とした大面積の両面発電TOPConセルの研究を開始し、このセルをi-TOPConと名付けた。i-TOPConセルは、表面にボロンエミッタ、裏面にパッシベーション膜を用いる。2019年5月には、N型単結晶シリコン(c-Si)i-TOPConセルで変換効率24.58%を達成した。

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