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コンテナ収容できる「太陽光発電・給湯」ユニット、2020年度に製品化

金沢工業大学が2軸追尾システムを構築

2019/06/28 11:48
工藤宗介=技術ライター
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iU-SOALA Wilsomの外観
(出所:金沢工業大学)
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iU-SOALA Wilsomの展開時
(出所:金沢工業大学)
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 金沢工業大学は6月24日、アクトリー(石川県白山市)と東京大学先端科学技術研究センター、石川県工業試験場と連携して、コンテナ収容型太陽光発電・給湯ユニットの事業化に向けた実証検証を開始したと発表した。

 金沢工業大学は、太陽の動きを追う2軸追尾システムの構築に取り組む。

 アクトリーが公益財団法人・石川県産業創出支援機構(ISICO)の事業化促進支援事業の採択を受けて2年計画で事業化に取り組むもので、「iU-SOALA Wilsom(インテリジェンスユニット・ソアラ ウィルソン)」の製品名で2020年度の発売を予定する。搬送・移設が容易なコンテナ型のため、自然災害時の電力供給や給湯対策、野外イベントでの需要などが期待される。

 パラボラ発電部やパワーコンディショナー(PCS)、起動用蓄電池などを10フィート(内寸2.9m)のコンテナに収容してパッケージ化した。コンテナを展開してすぐにシステムを稼働できるため、架台式の場合に必要だった工事費用を大幅に削減できる。また、強風や大雪、冬季や梅雨時など、発電に向かない時には、遠隔操作でコンテナに収容して損傷を防止して劣化を軽減できるという。

 金沢工業大学が手掛ける2軸追尾システムは、基礎となる下部と可動部となる上部に分割できる構造を採用した。上部は太陽の方向に回転し、パラボラユニットも仰角駆動が可能で、太陽の動きを追尾できる。一般的な固定式架台への設置に比べて年間発電量は最大2倍近くになるとしている。

 アクトリーは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と架台設置型の追尾集光型太陽エネルギー回収システム「iU-SOALA」を共同開発し、プロトタイプを実証してきた。鏡面反射を用いたパラボラ型集光レンズを搭載し、集光した太陽光のうち25%を電気、40%を熱(高温水)で回収できる。この実証実験で顕在化した課題を解決したものがiU-SOALA Wilsomという。

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