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「卒FIT」太陽光向け買取単価が出揃う、一覧表から傾向を分析(page 5)

新電力が約2円高め、エリア別では「東高西低」

2019/07/05 02:00
金子 憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ、工藤 宗介=技術ライター
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ポイント還元は有利に

 他とは異なる特徴的な買取契約としては、中部電力の「これからデンキ」では、通常の買い取りのほか、Amazonギフト券やイオンのポイントサービスであるWAONで還元するプランを用意した。ギフト券の場合は8.1円、ポイントの場合は9円相当(7円+2ポイント)と、いずれのプランも通常の買い取りよりも実質的に高額な単価になる。また、秩父新電力は地域通貨をプレゼントするメニューも設定した。

 北陸電力では、過去1年間の余剰電力実績が一定の基準を超えた場合に、契約需給電力に応じて年間定額で一括払いするプランを用意した。具体的には、契約需給電力が2.0kW以上3.5kW未満で年間600kWh以上の場合に年額1万5000円、3.5kW以上5.0kW未満で年間1000kWh以上の場合に年額2万5000円、5.0kW以上で年間1400kWh以上の場合は年額3万5000円になる。

 余剰電力の実績基準を買取単価に換算すると25円となり、通常の買取プランと比較しても魅力的な価格設定となっている。だたし、余剰電力がそれぞれ年間1875kWh以上、3125kWh以上、4375kWh以上発生する場合は、通常の買取プランの方が有利になる。

 このほかにも、V-Powerとトラストバンクは、任意の地方自治体に「卒FIT」余剰電力を寄附できる新サービスを立ち上げると発表した。余剰電力を寄付した「卒FIT」住宅オーナーには、返礼品として地域ポイントや特産品を還元することを検討している。トラストバンクは、地方自治体向けにふるさと納税業務の支援サービスを展開しており、これらのノウハウを活用してエネルギーの地産地消を目指すとしている。

図8●旧一般電気事業者の買取単価
(出所:日経BP・メガソーラービジネス)
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図9●新電力の買取単価
(出所:日経BP・メガソーラービジネス)
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