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豊通、ケニアの「太陽光ミニグリッド」ベンチャーに出資

2019/07/09 18:04
工藤宗介=技術ライター
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Powerhive(パワーハイヴ)のミニグリッド
(出所:豊田通商)
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 豊田通商は7月5日、アフリカの無電化地域で太陽光発電による「ミニグリッド事業」を展開する米ベンチャー企業Powerhive(パワーハイヴ)の第三者割当増資を引き受け、同社に出資したと発表した。出資額および出資比率は非公表。

 Powerhiveは、ケニアの無電化地域で太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせた「ミニグリッド」を構築し、周辺地域の複数の住宅・事業者に電力を供給する事業を展開している。設備資産はPowerhiveが保有し、利用者は発電設備の費用などを負担することなく、使用する分の電気代をモバイル決済で支払うことで安定的に電気を利用できる。

 また同社は、開発候補地の選定、配電網の設計・建設、電力供給と顧客の管理まで一連のシステムプラットフォームを自社で開発・保有しており、地域ごとの電力需要に適合したミニグリッドを構築できるという。さらに、小規模の金融プログラムも提供し、地域住民の生活環境の改善を支援する。

 豊田通商は、2017年4月にアフリカ本部を設置。アフリカ54カ国すべての国へのネットワークを構築し、自動車、ヘルスケア、消費財、エネルギーインフラなどのビジネスを展開している。今回のPowerhiveへの出資では、アフリカでのネットワークと知見を活用し、ケニア国内での事業拡大のほか、他国へも展開するとしている。

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