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神奈川県の太陽光共同購入事業、最大26%の価格低減効果に

2019/07/09 18:18
工藤宗介=技術ライター
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太陽光発電設備の共同購入事業の概要
(出所:アイチューザー)
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キャンペーンのロゴ
(出所:アイチューザー)
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 アイチューザー(東京都品川区)は7月5日、神奈川県の太陽光発電設備の共同購入事業について複数の販売施工事業者による入札の結果、一般的な市場価格より最大で約26%低額な価格条件を提案した企業が落札したと発表した。

 落札したのはyh(横浜市)。同事業は、太陽光発電設備の購入希望者を募って一括発注することで、スケールメリットにより価格を低減し、更なる普及拡大を進めることを目的としたもの。アイチューザーは、共同購入事業者として「太陽光発電設備の共同購入事業に関する協定」を神奈川県と締結した。

 アイチューザーは、5月17日から「神奈川県 みんなのおうちに太陽光」キャンペーンを実施し、7月4日までに369世帯の購入希望者の参加登録を受け付けた。7月8日から購入希望者に事前見積りを配信し、8月8日までに購入を判断してもらう。合わせて同日まで募集期間を延長し、追加募集を行う。

 この後は、購入決断者に対して販売施工業者が順次、現地を調査し、最終見積りの確認後に契約する。必要な諸手続きが完了次第、施工を開始し、2020年3月末までにすべての世帯の施工が完了することを目標としている。

 アイチューザーは、2008年にベルギーで設立、2017年に日本法人を設立した。行動経済学を活用した共同購入事業のビジネスモデルを構築し、消費者心理を刺激して行動に移行させる「ナッジ」と呼ばれる「後押し」の活用など、欧州で培ったノウハウを活用した共同購入事業モデルを提供している。

 神奈川県は、2014年4月に「かながわスマートエネルギー計画」を策定し、火力発電などの集中型電源から太陽光発電などの分散型電源への転換を進め、エネルギーの地産地消を目指している。今回の共同購入事業もその一環となる。

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