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太陽光の「設計ガイドライン2019年版」公表、アルミ架台を追加

2019/07/10 20:39
工藤宗介=技術ライター
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アルミニウム合金製架台の構造設計例(一般仕様)
(出所:NEDO)
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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と太陽光発電協会(JPEA)、奥地建産(大阪府松原市)は7月9日、太陽光発電システムの安全設計に向けたガイドラインの最新版「地上設置型太陽光発電システムの設計ガイドライン2019年版」を公開した。

 太陽光発電システムの自然災害や経年劣化に対して安全性と経済性を確保することを目的としたもの。2012年7月の固定価格買取制度(FIT)の開始に伴い太陽光の導入量が急増する一方、暴風雨や大雪などの自然災害による発電設備への被害が顕在化していたことから、3者は2016年度に同ガイドライン2017年版を作成した。

 今回の改訂に際して、2016~2018年に実施した架台や基礎の強度や腐食に関する実証実験の結果をもとに、より合理的かつ安全性の高い設計方法について、有識者会議で議論と検討を重ねてきた。2019年版では、これらの内容を踏まえて、接合部や杭基礎の設計における考慮事項、腐食対策などを新たに盛り込んだ。

 「使用材料」に新たな章を立て(5章)、「架台の設計」(6章)、「基礎の設計」(7章)、「腐食防食」(8章)は全面的に情報を更新した。また、構造設計者に有用な技術資料を新たに整備した。さらに、付録の構造設計例では、従来の鋼製架台に加えてアルミニウム合金製架台を追加した。

 同ガイドラインは、3者のWebサイトからダウンロードできる。また、7月10~12日にパシフィコ横浜で開催される「PV2019太陽光発電フォーラム」のビジネスセミナーにて、同ガイドラインを解説する。

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