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大和ハウス、「再エネ100%」街区を開発、太陽光とトラッキング付証書で

2019/07/12 19:57
工藤宗介=技術ライター
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 大和ハウス工業は7月10日、千葉県船橋市の「AGCテクノグラス中山事業場」跡地での大規模複合開発「船橋塚田プロジェクト」において、施工から暮らしまで再生可能エネルギー由来電力を実質100%供給する街づくりを行うと発表した。

 同プロジェクトは、事業面積5万7456.19m2(東京ドーム約1.2個分)に、分譲マンション(11階建て571戸)、賃貸住宅(低層3階建て4棟39戸 、中高層11階建て223戸)、戸建住宅(26区画)、商業施設を建設する計画。

 戸建住宅や分譲マンション、賃貸住宅において入居者が使用する電気のほか、共用部や街灯の電気なども再エネ電力のみを供給する。さらに、居住街区および商業施設における施工時の工事用電源にも再エネ電力を利用する。

 同社グループが管理・運営する全国315カ所・約402MWの再エネ発電所のうち、2018年10月から本格稼働した菅沼水力発電所(岐阜県飛騨市、出力約2MW)の発電電力を中心に供給する。国際イニシアチブ「RE100」によるルールに準拠し、同発電所のトラッキング付き非化石証書を購入する仕組み。

船橋塚田プロジェクトにおける再エネ100%化の仕組み
(出所:大和ハウス工業)
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 このほかにも、戸建住宅と分譲マンションには太陽光発電システムを導入。可能な限り居住区街で消費するとともに戸建住宅間の電力融通や分譲マンションのデマンドコントロールなどを行い、街区内の再エネ電源から供給する割合を更に高めていくという。設置容量などは検討中。

 居住街区向けトラッキング付き非化石証書の購入期間は、街びらきを予定する2020年10月から3年間。商業施設の運営に関する電力については現在調整中。プロジェクト全体の竣工は2021年3月の予定。総事業費は約260億円。

菅沼第一水力発電所
(出所:大和ハウス工業)
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