ニュース

椿本チエイン、飯能市の新工場棟に「自家消費型メガソーラー」導入

2019/07/12 20:13
工藤宗介=技術ライター、金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
印刷用ページ
新テンショナー工場棟
(出所:椿本チエイン)
クリックすると拡大した画像が開きます

 椿本チエインは、埼玉県飯能市の埼玉工場内に自動車部品の新工場棟「新テンショナー工場棟」を建設し、7月8日に竣工式を開催した。出力約1MWの太陽光発電システムを導入したほか、照明・空調設備の省エネ対応、屋上緑化などの環境配慮設備を備えた。

 ハンファQセルズ製の太陽光パネル(305W/枚)を3318枚、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製パワーコンディショナー(PCS)の定格出力500kW機を2台設置した。

 年間発電量は94万7324kWhを見込み、工場内で自家消費する計画。年間1337万6215円の電気料金抑制効果、年間503tのCO2削減効果が見込まれる。

 埼玉工場で3棟目の工場棟で、自動車エンジン用タイミングチェーンシステム部品であるテンショナーを製造する。手狭な旧工場では実現できなかった設備の自動化、構内物流の自動搬送、多品種少量生産に対応する新生産ラインの構築、IoTやAIを活用いた生産管理システムや稼働状況の「見える化」に取り組んだ。量産開始は12月の予定。

 同社は、すでに埼玉工場内の2つの工場棟でも太陽光発電設備を導入済みで、3棟合計のCO2削減効果は年間850tになる見込み。このほか、京都・京田辺工場にも太陽光発電設備を設置しており、海外拠点についても再生可能エネルギーの活用を推進している。

 国内では、固定価格買取制度(FIT)の売電単価の低下と、温暖化対策の推進、国際イニシアティブ「RE100」など再生可能エネルギーの本格的な導入を目指す企業が増加し、自家消費型の太陽光発電設備を導入する動きが目立っている(関連記事:先端的「自家消費メガソーラー」、DIC館林工場で稼働)。

  • 記事ランキング