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レノバ、那須烏山市でメガソーラーの竣工式、19MWが完成

2019/07/19 00:25
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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完成した「那須烏山ソーラー発電所」
(出所:日経BP)
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東西の傾斜を残して土地なりに設置した
(出所:日経BP)
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設計・施工は東光電気工事が担当した
(出所:日経BP)
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 レノバは、栃木県那須烏山市に出力約19MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「那須烏山ソーラー発電所」を建設し、7月8日に竣工式を開催した。式典には、那須烏山市の川俣純子市長やレノバの木南陽介社長など約70人が参加して、神事が執り行われた。

 学校法人や企業などが保有する用地や山林など約41.5haを賃借し、環境影響評価(アセスメント)を実施して林地開発許可を取得した。事業用地は、かつて学園都市の構想があったものの、実現せず遊休地になっていた。県の仲介で複数の事業者がメガソーラーの開発に名乗りを上げたなか、レノバが開発することになった。

 太陽光パネルの出力は19.2MW、連系出力は12MWとなる。中国JAソーラー製の太陽光パネルを約6万3000枚、並べた。パワーコンディショナー(PCS)は中国ファーウエイ製を採用した。年間発電量は、一般家庭6000世帯に相当する約2100万kWhを見込む。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は36円/kWh。

 敷地は、ほぼ東西に伸びた公道を挟んだ両側に位置し、緩やかな南斜面になっているが、一部に北向き斜面があり、そこにもパネルを設置した。外周に幅約30mの残置森林があり、大規模に造成せずに、東西方向の起伏を残したまま土地なりにパネルを並べた。南北に2カ所に調整池を設置した。

 太陽光発電所から電力会社の特別高圧変電所まで約5.5kmの距離があり、地中に自営線を埋設して送電して連系している。ルート上に鉄道線路があり、鉄道会社との協議も必要になったという。また、環境アセスメントの結果などを踏まえ、希少生物の生息環境を維持するため、沢の部分を可能な限り現況のままに残したほか、調整池の数を当初計画の6カ所から2カ所に減らした。

 設備認定は2013年度だったものの、完成が遅れたのは、こうした環境アセスを踏まえた設計変更のほか、長距離の自営線敷設に伴う協議事項が多かったことによるという。

 事業主体は、レノバなどが出資する匿名組合事業「合同会社那須烏山ソーラー」。EPC(設計・調達・施工)サービスは東光電気工事が担当した。資金調達については、三井住友信託銀行を主幹事とするプロジェクトファイナンスを組成した。投資シンジケート団には地元企業である栃木銀行のほか、北都銀行、秋田銀行、七十七銀行、第四銀行、青森銀行が参画した。

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