松陽産業(大阪市)は、同社の群馬事業所(群馬県太田市)の屋根上に太陽光発電設備を設置し、6月11日から売電を開始した。発電のほか、遮熱効果による夏季の屋根温度上昇の防止も目指す。
設置した太陽光発電設備の出力は379.5kWで、ウエストホールディングス製の太陽光パネルを1380枚設置した。パワーコンディショナー(PCS)は日新電機製。発電した電力は固定価格買取制度(FIT)を利用して東京電力に全量売電する。買取単価は18円/kWh。
また、屋根上に太陽光パネルを設置したことで、体感的に約2~3度の屋内温度を低下する効果が見られるという。空調にかかるエネルギー消費量の抑制効果に加えて、労働環境の改善にもつながるとみている。
同社にとって、2013年に売電を開始した岡山事業所(岡山県新見市)に続く2案件目の太陽光発電設備となる。岡山事業所の太陽光発電の出力は1.062MWで、パネルは中国Astronergy(Chint Solar)製、PCSはスイスABB製を採用した。