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太陽光の電気でワイヤレス充電、大分・姫島のEV実証

2019/07/23 19:06
工藤宗介=技術ライター
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大分・姫島の青空コンセント
(出所:T・プラン)
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大分・姫島の青空コンセント
(出所:T・プラン)
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青空コンセント内に設置されたD-Broad EV CHARGING DOCK
(出所:T・プラン)
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 T・プラン(大分県中津市)は、大分県の姫島において、太陽光発電と超小型電動モビリティ(超小型EV)を活用して、地域課題の解決や地方創生を目指すエコエネルギー事業に取り組んでいる。7月からはワイヤレス自動給電システムの実証実験を開始した。

 同社は、太陽光発電を用いた超小型EV向け充電ステーション「青空コンセント」を開発し、大分県由布市や鹿児島県薩摩川内市、大分県中津市、岡山県西粟倉村などで超小型EVの太陽光による充電を実証している。姫島では、2013年からモビリティ実証を開始し、2018年には青空コンセントを導入して再エネによる超小型EVへの給電が可能になった。

 姫島に導入した青空コンセントは、独Luxor Solar製の太陽光パネル32枚(合計出力8.6kW)と独SMA Solar Technology製のパワーコンディショナー(PCS)2台、ネクストエナジー製の蓄電池(容量19.8kWh)で構成される。太陽光発電の電力のみで、島内で運用する十数台の超小型EVすべての電力を賄えるという。ただし、天候不良などで発電量が不足する場合、バックアップ用に系統電力とも接続する。

 200V出力コンセントを4カ所備え、超小型EVを4台同時に充電できる。充電時間は、100km走行可能な8kWhの蓄電池を搭載した超小型EVの場合、4時間で満充電になる。また、7月からはダイヘンが開発したワイヤレス給電システム1台を追加した。対応車両を駐車すると自動で充電を開始し、充電ケーブル接続などの手間を省き高齢者でも簡単に扱えるようにした。

 同社が事務局を務める姫島エコツーリズム推進協議会では、超小型EVを14台(うちワイヤレス給電対応1台)導入し、島民や観光客の移動手段に利用できるレンタカー事業を運営している。将来的には島内の公共施設や駐車場などにもワイヤレス充電スポットを設置し、設置箇所や車両台数を増やしていく計画。

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