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デンマークのロック音楽祭、「フラワー型太陽光」で生ビール提供

2019/07/25 15:52
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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ヒマワリの花のような形状が特徴
(出所:カールスバーグ)
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 米国の太陽光発電関連のベンチャー、スマートフラワー(Smartflower)は7月9日、北欧で最大の音楽祭「ロスキレ・フェスティバル(Roskilde Festival)」に、電力供給源を提供したと発表した。

 ロスキレ・フェスティバルは、デンマークのロスキレにおいて開催されている、屋外でのロック音楽祭で、ロック好きに「欧州5大フェス」の一つと位置付けられている。毎年、6月下旬から7月初旬にかけて、広大な敷地を使い、1週間にわたって開催されている。

 今回は、ボブ・ディラン(Bob Dylan)、ムー(MØ)、ウータン・クラン(Wu Tang Clan)、ザ・キュアー(The Cure)などが、ステージ上で楽曲を披露した。

 スマートフラワーは、デンマークのビール醸造・販売会社であるカールスバーグ(Carlsberg)をサポートした。

 社名の通り、まるでヒマワリの花びらが開くような造形で、太陽に向けて太陽光パネルを開いて発電する独特の発電システムを使った。この太陽光発電システムを使い、カールスバーグがフェスティバル会場内に設けたビール販売所において、同社製の生ビールを観客に提供するために必要な電気を供給した。

 カールスバーグは、同社グループが宣言している持続可能性活動方針(sustainability programme)の一環として、2022年までに、消費電力量の100%相当を、再生可能エネルギー発電電力で賄うことを掲げている。

 これは、西欧で現在、一般的に掲げられているのと同等の目標であるという。

 この西欧全体で一般化されている目標を、デンマークのビール会社群を代表するカールスバーグが、欧州を代表するロックイベントにおいて、実現する意欲を強く示すことが重要と考えたとしている。

 カールスバーグによると、同社グループとロスキレ・フェスティバルは、今年の開催分の消費電力について、再エネ発電電力以外の消費電力分については、グリーン証書を購入することに同意した。

 来年、2020年夏の開催時には、共同で太陽光発電設備を導入し、フェスティバル開催中の消費電力を賄う方針を持つ。そのための手法として、今回採用したスマートフラワーの手法が、有効な手法の一つと考えているとしている。

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