JR東日本の青森支店は7月18日、盛岡車両センター青森派出所内に出力1.99MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「青森石江太陽電池発電所」を新設したと発表した。8月1日から運用を開始する。
使われていない留置線約3万3000m2を有効活用し、太陽光パネルを1万1904枚設置した。年間発電量は、一般家庭約600世帯分に相当する約2200MWhを見込む。
太陽光パネルはソーラーフロンティア製、パワーコンディショナー(PCS)はドイツSMAソーラーテクノロジー製を採用した。施工は日本電設工業が担当した。発電した電力は売電する。
JR東日本では、JR東日本エネルギー開発が手掛ける風力発電事業を中心に、風力・太陽光・地熱といった再生可能エネルギーの開発に取り組んでいる。また、開発した再エネ由来の非化石証書を活用し、東北エリアで走行する電車のCO2フリー化を目指している。
現在稼働中の再エネ発電所は、風力発電所が3カ所14.5MW、太陽光発電所が1カ所30MW、バイオマス発電所が1カ所12MW。そのほか、車両基地などの未利用地を利用した太陽光発電設備が累計約10MW、駅舎など自家消費型の太陽光発電設備が累計約3MWとなる。