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三菱重工、エネルギーインフラを3側面で評価、新指標を開発

2019/08/15 12:20
工藤宗介=技術ライター
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 三菱重工業は8月9日、エネルギーインフラの品質を定量的に評価するための指標「QoEn(クウォン)」の開発に着手すると発表した。

 都市開発などの計画段階から対象エリアの持続可能な成長を支援する最適なエネルギーインフラを定量的に評価し、都市開発関係者や投資家などに提示できる。

新指標「QoEn」の概要
(出所:三菱重工)
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 対象エリアの地域統計データなどの公共データを用いて、社会・経済・環境の3つの指標を数値化する。さらに、そのエリアの開発目標や成長目標などを将来目標として現状とのギャップを示すとともに、新たなエネルギーインフラの導入がどのように貢献するかを評価する。

 社会・経済・環境の3指標を三角形のイラストで示すことで、バランスや他エリアとの比較を一目で把握できる。エネルギーインフラ導入後も継続的に評価することで導入効果の評価や計画の見直しなどに反映できる。

 評価ツールは外部に公開し、公共データがあれば第三者でも利用可能にする。同社は、計画や構想の初期段階からコンサルティングを手掛けるとともに、全体のインテグレーター役に務め、導入するシステムや設備は自社製品にとらわれず全体最適かつオープンなプラットフォームを構築するとしている。

 同社は、2018年10月にオーストラリア・ニューサウスウェールズ州政府と西シドニー地域の総合開発計画におけるエネルギーマネジメント提案などで協力の覚書(MOU)を締結し、その一環としてニューサウスウェールズ大学とQoEnの共同実証研究を行っている。2019年内に西シドニー地域に適用した結果など、研究成果を発表する予定。

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