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伊勢のメガソーラー内に「ビオトープ」、絶滅危惧種を保全(page 2)

2019/08/16 00:15
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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放流の様子
(出所:三交不動産)
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地元の小学生などが参加
(出所:三交不動産)
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 造成や、池の改修、ビオトープの整備といった工事中は、池に住んでいたカワバタモロコを捕獲し、三重大学と鳥羽水族館が分担して飼育した。

 メガソーラーが完成し、池とビオトープの環境も整ったことから、4月にカワバタモロコをメガソーラー内の池とビオトープに放流した。この本放流の前に、2018年12月に、試験的に放流し、状況を確かめていた。

 4月の放流には、三重大学、鳥羽水族館、地元小学校の生徒など約50人が参加した。三交不動産では今後も、発電所内でカワバタモロコの生息状況について、観察を続けるとしている。

 大仏山メガソーラー発電所は、太陽光パネル出力が約13.81MW、パワーコンディショナー(PCS)の定格出力が10.50MWで、特別高圧送電線に連系している。

大仏山メガソーラー発電所
(出所:三交不動産、エスエス 名古屋支店)
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 年間発電量は、一般家庭約4700世帯の消費電力に相当する、約1694万kWhを見込んでいる。買取価格は36円/kWh(税抜き)で、中部電力に売電している。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは千代田化工建設が担当し、太陽光パネルはソーラーフロンティア製、PCSは中国の華為技術(ファーウェイ)製を採用した。O&M(運用・保守)は、千代田化工グループの千代田システムテクノロジーズ(横浜市)が担当している。

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