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関電、アフリカ未電化地域向けサービスでベンチャーと提携

太陽光パネルなどの機材を調達し貸与

2019/08/20 12:57
工藤宗介=技術ライター
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LEDランタンの使用例
(出所:関西電力)
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キオスクに配備されたLEDランタン
(出所:関西電力)
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 関西電力は8月6日、アフリカの未電化地域向け電力サービスを展開する東京大学発ベンチャー企業のWASSHA(東京都文京区)と業務提携すると発表した。WASSHAは、遠隔制御可能なLEDランタン、ランタン制御用のスマートフォンアプリなどを開発し、現在タンザニアを中心にレンタル形態による未電化地域向け電力サービスを提供している。

 現地で日用品を扱う小型店舗(キオスク)と提携し、ユーザーにLEDランタンをレンタルするサービス。LEDランタンは盗難されても使用できないようロックされており、支払い金額に応じて店舗に設置したスマートフォンアプリからの操作でロック解除してから貸し出す仕組み。

 各店舗の屋根上に120~150Wの太陽光パネルを設置し、貸し出しに備えLEDランタンを充電する(1店舗あたり30台程度)。LEDランタンは一晩(約15時間)点灯できるほか、USBポートから携帯電話をフル充電できるという。レンタル費用は1晩約25円。

 タンザニアは電力アクセスに大きな課題を抱えており、人口約5700万人のうち約67.2%が電気のない生活をしている。WASSHAは現在120人以上のローカルスタッフを抱え1100店舗以上のキオスクネットワークを構築しており、12月までに2500店舗に拡大する計画。

 今回発表した提携では、関西電力が機器メーカーから太陽光パネル、LEDランタン、スマートフォンなどの機材を調達し、WASSHAへ貸与する。WASSHAは、2020年以降の新規キオスク開拓で関西電力が調達した機材を導入する。2023年までに7500店舗を開拓し、WASSHA独自開拓の2500店舗と合わせて1万店舗への展開を目指す。

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