ニュース

EV船の開発で4社が新会社、大容量蓄電池を搭載

2019/08/20 14:14
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
ゼロエミッションEVタンカーの完成イメージ
クリックすると拡大した画像が開きます

 旭タンカー(東京都千代田区)、エクセノヤマミズ(東京都千代田区)、商船三井、三菱商事の4社は8月6日、電気推進(EV)船の開発および普及促進に向けた新会社「株式会社e5(イーファイブ)ラボ」を設立したと発表した。

 まず2021年半ばまでに東京湾内で運航する内航タンカーを大容量蓄電池駆動によるゼロエミッションタンカーとして電気推進にすることを目指す。

 また、タンカー以外の内航船種の電気推進船を開発し、さらには外航船の電気推進化も積極的に推進し、国際海事機関(IMO)の温室効果ガス(GHG)削減戦略である「2050年までにGHG排出を2008年比50%以上削減」の早期達成に必要な技術・人材・運用ノウハウを集積する。

 電気推進船の電源には再生可能エネルギーを想定するが、新会社自身による再エネ電源開発は計画しておらず、電力会社や商社などと協力して経済性も考慮して電気の調達先を検討する。また、電気推進船だけでなく最先端技術を駆使した海運インフラサービスなども提供するプラットフォームを構築していく。

 新会社の資本金は5000万円(資本準備金を含む)で、出資比率は旭タンカーとエクセノヤマミズが各30%、商船三井と三菱商事が各20%。本社所在地は東京都千代田区。イノベーションを通じて「electrification(電気化)」「environment(環境)」 「evolution(進化)」「efficiency(効率)」「economics(経済性)」の5つの価値を提供するとしている。

  • 記事ランキング