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NPOがタンザニアで「オフグリッド太陽光」、製粉に使用

2019/08/27 12:26
工藤宗介=技術ライター
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(出所:エコプランふくい)
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 特定非営利活動法人・エコプランふくい(福井市)は、東アフリカ・タンダニアの首都ドドマの日本人NPO(非営利組織)の作業場に太陽光発電設備「プレ・タンザニア市民共同発電所」を設置する。9月10日ごろに設置工事を行い実証実験に取り組む。

 タンザニア・ドドマ近郊の非電化地域にオフグリッド市民共同発電所を設置し、実証的に電力を供給する。タンザニアには、電化される見通しの立たない村が数多くある一方で、携帯電話の普及率は50%以上とも言われ、充電やテレビ鑑賞、トウモロコシの粉ひきのために15kmを徒歩で往復する住民もいるという。

 実証実験では、出力0.72kWの太陽光パネルを設置し、トウモロコシ製粉機モーターの電力に使用する。製粉機は、トウモロコシ以外にもハイビスカスの粉末づくりに活用できる。製粉実験を1週間実施してデータを取得した後、NPO自宅の電気として使用して年間を通じた利用データを収集する。

 初期投資については、福井市民などから出資者を募り、返礼として日本の価値で3分の1程度の特産品を送る。また、タンザニアでの発電量(年間720kWh)以上のエネルギーをオフセットするために、省エネ機器を導入する節電所を募集する。これらの施策により人や文化の交流を進めるとともに、非電化地域でのオフグリッド市民共同発電所の実現を目指す。

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