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米企業の再エネ調達、太陽光が風力を凌駕へ、英調査会社

2019/08/27 14:27
大場 淳一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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図1●調査報告書「米国における商用および産業用風力エネルギー需要の分析」の表紙
(出所:Wood Mackenzie)
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 調査会社の英Wood Mackenzieと米国風力エネルギー協会(AWEA)は8月21日、企業による再生可能エネルギーの購入において2021年にも太陽光発電が風力発電を上回るとの見通しを発表した。

 両者が刊行した調査報告書「米国における商用および産業用風力エネルギー需要の分析」によるもの(図1)。

 同報告書によると、米国の大企業における再エネの需要が2030年までに最大85GWに達すると見積もっている。

 また、AT&Tやゼネラルモータース(GM)、フェイスブックといった主要企業は2018年だけで6GW以上の電力購入契約(PPA)を締結、記録を更新したという()。

表●米国における2018年の商用・産業用再エネ市場の動向
(出所:Wood Mackenzieのデータを基に日経BP総研 クリーンテックラボが作成)
企業名契約電力[GW]PPA件数市場シェア[%]
フェイスブック2.22414.1
グーグル2.11513.7
アマゾン1.1147.3
AT&T0.845.2
ウォルマート0.8105.1
アップル0.875.0
マイクロソフト0.654.1
エクソンモービル0.523.2
エクイニクス0.432.4
ゾートス Int'l0.332.2
その他5.913837.7
合計15.5225100

 全米には企業・事業者が約3000万社あり、それらは毎年2500TWhの電力を消費している。その電力需要は緩やかに増加し2030年までに2800TWhになると見込まれている。

 調査報告書では、過去5年間にわたって企業による再エネ調達は大きく増加しているものの、まだ限定的なレベルにとどまっていると指摘する。

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