ニュース

ヨコレイ、博多港に環境配慮型物流施設、屋根上に自家消費太陽光

2019/08/29 17:17
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
アイランドシティ物流センター(仮称)完成予想図
(出所:横浜冷凍)
クリックすると拡大した画像が開きます

 横浜冷凍(ヨコレイ)は、博多港(博多市)にある人工島「福岡アイランドシティ」内に物流施設「アイランドシティ物流センター(仮称)」を建設し、屋根上に自家消費型の太陽光発電設備を設置する。

 8月2日に起工式を執り行った。竣工は2021年1月の予定。

 太陽光発電設備は出力489kW。発電した電力はすべて自家消費し、冷蔵庫棟の照明や動力コンセント、冷却設備の補機、事務棟の各電源などに使用するほか、蓄電池にも常時蓄電する。また、停電時には、BCP(事業継続計画)対策として事務所の指定箇所(照明、コンセント、トイレのポンプなど)に電力を供給する。太陽光パネルとパワーコンディショナー(PCS)のメーカーは非公表。

 高効率タイプの冷凍機には、冷媒にNH3とCO2を用いた自然対流冷却方式を採用した。また、カーゴナビゲーションシステムと連動した電動式移動ラックにより、フォークリフトの庫内入出庫作業を円滑化して作業時間を短縮する。

 鉄筋コンクリート造4階建て、収容能力は3万2264.96t(F級3万1593.52t、C級671.44t)。

 博多港は、沖縄や東南アジアなど国内外の主要貿易港とのアクセスに優れ、各国からの荷物が集まる輸入港となっている。また、東南アジア主要港に積み替えなしで海上輸送できることから、近年は農林水産品の輸出にも力を入れている。同社では、世界的なハブ港である同港のバックアップ施設として機能することを期待している。

  • 記事ランキング