ニュース

パシフィコ・エナジー、南伊豆沖で洋上風力を計画、最大で500MW

2019/09/02 16:03
金子憲治=日経BP総研、工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ

 パシフィコ・エナジー(東京都港区)が、静岡県南伊豆町、下田市、河津町、東伊豆町、伊東市の沿岸および沖合に洋上風力発電所の建設を計画していることがわかった。環境アセスメント(環境影響評価)に着手しており、8月9日に「計画段階環境配慮書」を公開した。縦覧期間は9月9日まで。

 「パシフィコ・エナジー南伊豆洋上風力発電事業(仮称)」は、想定面積約4万1904ha(うち風車設置予定範囲は焼く1万1406ha)に、定格出力5~12MW級の風力発電設備を最大100基(出力5MWの場合)設置する。総出力は最大500MWに達する見込み。

 風車のブレード枚数は3枚、ローター直径は127~220m。ハブ高さ(ブレード中心までの高さ)は平均海面より90~150m、最大高さ(ブレード先端高さ)は平均海面より154~260mとなる見込み。基礎構造は着床式(モノパイル・ジャケット方式)を想定する。

 事業実施想定区域の周囲には、富士箱根伊豆国立公園や一般民家、学校、病院、福祉施設などの環境配慮施設が分布する。これらの施設への環境影響をできるだけ回避・低減するために隔離距離を1000m以上確保し、また風車間の干渉を軽減するように配置計画を検討する。

 また、風車設置予定範囲の水深は100mより浅く、海底ケーブルを敷設する可能性も考慮した。変電施設の位置や構造、送電線の敷設ルートや構造、系統連系地点などは現在検討中としている。

 パシフィコ・エナジーは、和歌山県西部沖でも洋上風力発電事業を計画している。総出力は最大750MWを想定しており、環境アセスメントに着手している(関連記事:パシフィコ・エナジー、和歌山県沖で洋上風力を計画、最大150基) 。

パシフィコ・エナジーは積極的に洋上風力に取り組む
(出所:パシフィコ・エナジーのホームページ)
クリックすると拡大した画像が開きます
  • 記事ランキング