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東電HD、銚子沖で洋上風力を計画、環境アセスに着手、最大370MW

2019/09/02 17:09
金子憲治=日経BP総研、工藤宗介=技術ライター
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銚子沖の洋上風力実証設備と風況観測タワー
(出所:東京電力HD)
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 東京電力ホールディングス(東電HD)は、千葉県銚子市沖で大規模な洋上風力発電設備の建設を計画している。環境アセスメント(環境影響評価)に着手しており、8月29日に「計画段階環境配慮書」を公開した。縦覧期間は9月30日まで。

 「銚子沖洋上風力発電事業(仮称)」は、銚子市の沖合約39km2に最大370MWの着床式洋上風力発電所を建設するもの。風力発電設機の基数は、5.2MW級の場合で最大72基、6MW級の場合で最大62基、8MW級の場合で最大47基、9.5MW級の場合で最大39基、12MW級の場合で最大31基を想定する。

 風力発電設備の機種、風車の配置、風車基礎構造、海底ケーブルの配置および陸揚げ地点などの詳細は現在検討中。風車の基礎構造については、モノパイル式、ジャケット式、重力式、トリパイル式、トリポッド式の5種類を対象として、今後検討を進めていく。

 今後、風力発電設備の開発状況、海底地盤の状況、気象・海象条件、環境への影響、漁業への影響などを総合的に評価し、方法書以降に記載する。基礎工事は2022年度以降、風車組み立て・設置工事は2023年度以降、電気工事は2023年度以降となる予定。

 同社は、銚子市の南沖合に定格2.4MWの着床式洋上風力発電設備を2013年1月に設置。2017年3月まで実証実験を実施し、2019年1月から商業運転を開始した。また、洋上ウィンドファームの実現可能性を検証するため、2018年11月から海底地盤調査を開始している。

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