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太陽光パネルの発電量で調光、年間60%以上の省エネ

2019/09/03 17:33
工藤宗介=技術ライター
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光拡散天窓のイメージ
(出所:ひかり屋根)
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 ひかり屋根(東京都大田区)は、太陽光パネルの出力をもとに室内照度を予測し、照明器具を調光するシステム「ひかり屋根つなぐ」を開発した。千代田組(東京都港区)と独占的製造販売契約を締結したと6月19日に発表した。

 「ひかり屋根つなぐ」は、同社が開発した光拡散天窓「ひかり屋根W470」と太陽光パネルの調光システムを組み合わせたもの。「ひかり屋根W470」は、屋根面積5%以下のスリット型の天窓から建物内全域に自然な拡散光を導入できる。

 天窓の有効採光幅は470mm。高い断熱性能や紫外線カット機能を備える。また、ガラス割れやシール切れにも対応する新しい漏水防止システムを開発した。2016年の第28回大田区中小企業新製品・新技術コンクールで「おおたエコ推進賞」を受賞した。

 「ひかり屋根つなぐ」は、太陽光パネルを用いることで照明器具の調光を光センサーなしで行う。昼間の消費電力を削減し、年間60%以上の省エネが可能になるという。大田区内の企業である広沢電機工業、金森製作所と連携して開発した。

 同社は、東京都大田区の創業支援施設「BICあさひ」出身のベンチャー企業。2015年の設立から、これまでに8件の特許を出願。現在、「ひかり屋根つなぐ」「ひかり屋根W470」を含む3件の特許技術の製品化に取り組んでいる。

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