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太田市、市内「卒FIT」太陽光から電力買取、市施設に供給

2019/09/10 09:30
工藤宗介=技術ライター
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市がおおた電力に出資し、卒FIT太陽光から電力を買い取る
(出所:おおた電力)
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 群馬県太田市は、市内で稼働する住宅用太陽光の電力を市有施設で活用する。固定価格買取制度(FIT)の買取期間が満了した「卒FIT」住宅太陽光発電のうち、市内の住宅用太陽光から余剰電力を買い取って市有施設に供給し、電力の地産地消を推進する。9月3日に発表した。

 地域新電力のおおた電力が余剰電力を買取単価10円/kWhで買い取り、市有施設に有償で供給する。当初100世帯から買い取る予定だが、買取枠の拡大も検討する。

 電力供給先は市民会館、市新田文化会館、市美術館・図書館の3施設。現在の電気代は22.3円/kWhで他社と契約しており、「卒FIT」電力に切り替えることで年間約250万円の削減になる。

 おおた電力は、地域ガス会社である太田都市ガスの子会社で高圧・特別高圧の企業向け電力販売を手掛ける。今回の卒FIT電力の買取及び電力供給の開始に伴い、同市は150万円を出資する。

 同市は、ふるさと納税サイト運営のトラストバンク(東京都目黒区)、新電力会社のV-Power(東京都品川区)と共同で、卒FIT電気の寄付に対して地域ポイントや返礼品を還元する取り組みを表明している。今回の卒FIT買取との兼ね合いについては現在、検討中としている。

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