ニュース

「追尾型」水上太陽光システム、キョーラクが開発へ

2019/09/12 14:54
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
新フロートシステム
(出所:キョーラク)
クリックすると拡大した画像が開きます

 プラスチック製品の製造販売を手掛けるキョーラク(東京都中央区)は9月2日、太陽光追尾型の水上太陽光発電システムを開発中であると発表した。現在、同社が所有する自社水上太陽光発電所で検証を進めており、2020年秋の販売開始を目指す。

 同社は、水上太陽光発電用フロート架台「ミナモソーラーシステム」を開発・販売している。今回発表した太陽光追尾システムは、フロートで浮かぶ太陽光発電システム全体が東西方向に回転し、常に太陽の方向に向くことで発電量を高める仕組み。

 水平1軸で最大180度まで回転できる。パネルの設置角度は12度固定。地上設置型の太陽光発電と比較して、水面の照り返しなども含めて発電効率が約25%向上する見込み。過去に採算が合わず断念した案件でも高い収益性を確保できる可能性があるとしている。

 また同社は、大型軽量化した新フロートシステムを製品化した。従来の1枚60セル(発電素子)の太陽光パネルだけでなく、72セルタイプの大型パネル(モジュール)も取り付けられる。さらに、分散型パワーコンディショナー(PCS)を水上設置できる専用フロートなども用意し、係留設計を含めたトータルで提案するという。

 同社は、小規模からメガソーラーまでの産業用水上太陽光発電を手掛けており、2019年8月末時点で納入実績が50MWを超えた。また、海外でも納入実績を拡大しているという。

  • 記事ランキング