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エフビット、高知県本山町でバイオマス「トリジェネ」

2019/09/17 20:03
工藤宗介=技術ライター
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協定締結の様子
(出所:エフビットコミュニケーションズ)
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本山次世代モデルプロジェクト概要
(出所:エフビットコミュニケーションズ)
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 エフビットコミュニケーションズ(京都市)は、高知県本山町の町有地を活用して次世代園芸施設とバイオマス発電設備を併設して、電気と熱、CO2を活用する「トリジェネレーションシステム」を構築する。

 9月12日、高知県および本山町との間で進出協定を締結した。

 本山町が8月2日に実施した「農業クラスター推進」に関する公募型プロポーザル事業で、エフビットが同事業の協定社に選定された。同社は、施設規模1.2haの次世代型ハウスと出力2MW規模の木質バイオマス発電設備を建設し、発電所から次世代型ハウスへCO2供給、電力供給、暖房用温湯供給のトリジェネレーションを実現する。

 次世代型ハウスは、統合環境制御装置や養液栽培設備などを備えパプリカを栽培する。2021年2月に完成予定。木質バイオマス発電所は、木質チップなどを燃料としたもので、発電した電力は、自家消費や次世代型ハウスで利用するほか、固定価格買取制度(FIT)を利用して売電する。売電単価は40円/kWhの予定(申請中)。2021年5月に完成予定。

 トリジェネレーションの実現により、ハウス栽培のエネルギーコストを3分の1以下に低減すると同時に収穫量を4割程度増産できる見込み。選果や出荷はJAおよび県内生産者との連携を、バイオマス発電は地元林業者との協業を進めていく。また、次世代型ハウスで15人以上、発電所で8人程度の雇用を創出する。

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