八幡平市に14.9MWの地熱、三菱マテなど3社が着工

2019/09/18 18:06
工藤宗介=技術ライター
安全祈願祭の様子
(出所:安比地熱、三菱マテリアル、三菱ガス化学、Jパワーの共同リリース)
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 三菱マテリアルと三菱ガス化学、電源開発(Jパワー)が共同出資する安比地熱(岩手県八幡平市)は、出力14.9MWの「安比地熱発電所」の建設工事を開始した。9月6日に安全祈願祭を開催した。2024年4月の運転開始を目指す。

 2003年度の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による安比地区の地熱開発促進調査結果を受け、三菱マテリアルは2004年度以降、三菱ガス化学と共同で地熱発電の事業化検討を行ってきた。2014年10月から環境調査に着手し、2015年2月にはNEDOによる環境アセスメント調査早期実施実証事業に参画した。

 両社による長期噴気試験や資源量評価により、出力15MW級の地熱資源量の存在が確認されたこと、温泉資源への影響や環境規制などのリスクが低いことから地熱発電事業が可能と判断し、2015年10月に「安比地熱」を共同設立した。

 その後、2018年6月に3社による共同出資に体制変更するとともに,着工時期を2018年から2019年に変更した。出資比率は三菱マテリアルが51%、三菱ガス化学が34%、Jパワーが15%。3社による地熱発電共同事業は、5月に運転開始した秋田県湯沢市の「山葵沢地熱発電所」に続く2カ所目となる。